TERIYAKI BOYZⓇが語る、復活ライブの舞台裏、世界の「TERIYAKI」ブランド

TERIYAKI BOYZ®(Photo by NAGARE)

HUMAN MADE®️ デザイナーでKENZOのアーティスティック ディレクターも務めるNIGO®️ を中心に、RIP SLYMEのILMARI、RYO-Z、m-floのVERBAL、WISEからなるTERIYAKI BOYZⓇが、LAでまさかの復活。アメリカを拠点に世界的に人気の88risingが主催するフェス『The 2022 Head in the Clouds Festival』で約10年ぶりのライブを行った。2006年にリリースした「TOKYO DRIFT」が全世界で数10億回再生とも言われるヒットを続け、年々高まる注目のなか、豪華ラッパーが参加したNIGOⓇのアルバム『I Know NIGO!』にファレル・ウィリアムズがプロデュースの新曲「Morë Tonight」収録され活動再開が注目されていたが、その復活を見届けるためにLAへと飛んだ。

【写真を見る】「HEAD IN THE CLOUDS」フェスの様子

8月21日フェス2日目。セカンドステージのトリとして登場。Daft Punkが手掛けた「HeartBreaker」からスタートし、観衆が待ち望んでいた「TOKYO DRIFT」を3曲目に早くもドロップ、前半のヤマを作る。中盤をドープなトラックとラップスキルでヒップホップユニットとしての力をアメリカのオーディエンスに伝えることに成功した。終盤、佳境を告げるRYO-ZのコミカルなMCが会場を爆笑の渦へ、何でもありのクレイジーなダンス・パーティ状態へ。ラストは、DJシャドウがトラックメイクを手掛け、TERIYAKI BOYZⓇ結成のきっかけともなったハードなラップ・チューン「KAMIKAZE 108」で締めくくった。約35分のセットを見事な盛り上がりで終えた後、メインステージのフィナーレへ移動。2日目のオールスターがリレーする大団円の中、88risingの代表的なラッパー、リッチ・ブライアンと「TOKYO DRIFT」を披露、フェスのクライマックスを飾り、興奮の中、テリヤキ復活の1日は終わった。


Photo by ALIVECOVERAGE

約10年ぶりのライブ、しかも海外、初のLA、注目の88risingのフェスという彼ららしい、グローバルで規格外の復活ライブを終えたばかりの“伝説の4人”にインタビューを行った。
 
ー『HEAD IN THE CLOUDS 2022』お疲れ様でした。  最初に皆さんから感想をお願いします。

RYO-Z:僕はもう単純に楽しかったですね。僕、初ロスでしたし、いろいろこう、どうなんだろう?みたいなワクワクもあり。まあ、終わってみたらただ楽しかったなあっていうような。

WISE:出演直前、舞台袖からずっと覗いてたんですが、全然お客さんいなくて。逆に楽しもう!位の感じで出たんですけど、出た瞬間から本当にみるみる人が溢れだして。で、とにかく客の反応のすごさに圧倒されましたね。 こんなに盛り上がってくれるんだみたいな。最高すぎるの一言ですね、楽しかった。

ILMARI:「TOKYO DRIFT」は知ってくれてることは何となく分かってはいたんですけど、最後メインステージで出た時もすごい反応で。みんな知ってくれてるんだなって言うのはすごく分かりました。コロナ禍にYouTubeだったりであのトラックを使ってみんながラップしてくれたのも多分さらに広がった要因。若い人にまで広がったんだなって。それも肌で感じた。

VERBAL:お客さんのエネルギーがすごい。投げると、もう十倍ぐらいで返ってきたような感じがして、それに乗せられて僕たちもやっぱり燃えました。一方で客観的にも見てて。 あ、この人、このポイントでモテるんだとか(笑)。WISEがラップする前なのに、みんな「来たぞ来たぞ!」みたいな感じとか、イルマリ君が何かした時のお客さんの反応とか。で、RYO-ZくんのMCでドカーンと来たのとか。あくまでもその想定で行ったんですけど、それがなんか、ややヒット率高かった。策を打ってリハーサルして挑んで。ライブしながら自分でTERIYAKI BOYZ®のライブ見てる感じも楽しかったですね。  

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