10年ぶりのステージー今回のステージに向けて、セットリストや演出、MCなど、どんな狙いで準備されていましたか? VERBAL:昔もリハーサルはしてたけど、そんなにはしてなかった。今回は久しぶりだし、ちょっと念入りに行こうってことで、東京で2回、こっちに来て1回スタジオでやって。当日も、結構早めに会場入りして。午前に会場来て夜7時半本番なのかとか言いながら、サウンドチェックレベルですけど現地でもリハやって。その助走期間はやっぱり凄い良かったなあと思いました。
RYO-Z:それこそ10年前とか、こういうことやってた?って思う感じなんだけど。セットリストを決めるためだけに集まって、本当なら、その日にさあどうする、何する、どうやって作るっていうふうにフィジカル動かしながらやるんだけど。そうじゃなくて、ただ黙々とそのセットリストを作るためだけの日があったんです。俺は本当にみんなのこと、真面目だなあって(笑)でも、あれやってよかった。あれがよかった。
ILMARI:昔のトラックがどうなっているかの確認もあったからね。10年経ってたからどんなトラックあるっけ?みたいな。
RYO-Z:そうね、そうそう、忘れてるからね。 今回のセットでは複雑にカットインしたりする曲とかもあったんで。ロスについてからスタジオでしっかりリハ出来て良かったと思いました。リハーサルできなかったら、もうちょっとボロボロってなる。こっちでNOAHのLA店のスタジオに入ってですね、、
ーNOAHですか? WISE:ないない(笑)。
RYO-Z:無いですね(笑)。LAでみんなでセッション一回できたんで、完全に確認取れた上で当日いけた。問題ねえって思えて。で、すごく楽しい、最高なショウになった。個人的には、俺はもうかみまくってたんで(笑)。雰囲気で流しましたね。ちょっと舞い上がってました(笑) 。
VERBAL:セットづくりの面で、これはさすがだなと思ったのが、イルマリくんの直感だっだと思うんですけど、「TOKYO DRIFT」を早いタイミングでやったんです(3曲目)。僕的には美味しいの最後もってくるでしょうって思ってたんですけど、いや、ちょっと早めに行っとかないとじゃない?て。スタジオでやっていくうちに、あ、これだなってなってた。本番で、それが当たって、もう後半何でもありになった。直感素晴らしいなあと思って。
WISE:あそこで最大級に掴んだよね。
ー新曲「Morë Tonight」のライブ初披露はいかがでしたか? RYO-Z:セットリスト上、「Morë Tonight」と「超LARGE」があるあのパートが一番のいわゆるドープなパートになっていたんだけど、まあ多分アメリカの方たちは全然ついてこれる空気とは思ったんだけど。あそこでクイックに「超LARGE」がカットインしてくるのは、セットリスト上すごく気持ちのいいところだなと思ってました。なんか聞き飽きさせない感じに。
ーセット後半のRYO-ZさんのMCもすごいウケましたね。「テリヤキボーイズ イズ ジャパニーズバックストリートボーイズ」「テリヤキボーイズ イズ ジャパニーズBTS」。
RYO-Z:いいパスがくるんですよ、VERBALさんから。スタジオで冗談で言ってて。それやったらいいねってなり、実際やったらうまくいった。
ILMARI:そう。あのMCが更につかんだから、その後も何やってもウケた。
ー皆さんのダンスに合わせて。お客さんもすごく踊ってました。 ILMARI:昼間、新しい学校のリーダーズのステージ見てて。すげえ、キレキレのダンスしてる。俺らとかダンス踊って大丈夫かな(笑)って不安になったけど。いや、俺らは俺らの表現で多分大丈夫と思ってはいたんだけど。。
ーMCでドッてなって、何やってもいいタイム入りましたよね? RYO-Z:この人たち変なことする人なんだね、てわかったんじゃないですか?(笑) 。でも実は俺は左膝がすげー痛かった(笑)。でもそれはみんなに何も言わなかった。痛みを伏せて挑んだダンス。
ーかっこいい(笑) 。RYO-Z:一個だけ、心残りがあって(笑)。これはちょっと早すぎるっていうふうに思って、みんなで出し惜しんでやめたセクシーな演出があったんですよ。(笑)
ーセクシーな演出?RYO-Z:言えないんですけど。スタジオでは僕らみんな凄い面白かったんだけど、それは、ちょっと今回やめておこうと。 まだ、ちょっと早い、となった。
VERBAL:10年先ぐらい早い(笑)。
ILMARI:やったら絶対面白かったと思ってるけどね(笑)。いろんな形で残っちゃうしね。
VERBAL:すでに完璧なセットメニューがあるのに、最後に、どんぶりが来るみたいな、お腹いっぱい過ぎる。次まで取っておこうと。
ILMARI:あれは、やらなくてよかった(笑)
ーめっちゃ気になります(笑) 全員:(笑) 。
Photo by WAKITA