LIL LEAGUE、心地よいプレッシャーを楽しんだトップバッター

LIL LEAGUE(Photo by Yukitaka Amemiya)

先日開催された「Rolling Stone Japan LIVE 2023」。LIL LEAGUEのライブレポートをお届けする。

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中村竜大が「僕たちと一緒に盛り上がって行きましょう!」と焚きつけ、「Hunter」でオープニングを封切ったLIL LEAGUE。一番手を任され、緊張していてもおかしくないものだが、変にピリッとしたムードはなく、心地よいプレッシャーを楽しんでいるようにすら思える。ステージの上で、歌って踊って、笑って弾けて。1曲目から瑞々しいポジティブなエネルギーで会場を満たした。可愛らしさを覗かせたかと思えば、「飛龍」では一変してクールなイメージへ。重さの乗った一つひとつのモーションには、メリハリをつけて踊ろう、精一杯大きく動こうという意志が垣間見える。

一段と盛り上がりを見せたのは、自己紹介をラップで繋いでいく「48BARS RELAY」だ。代わるがわるセンターに立ち、スポットライトを浴びながら鋭いフロウをかましていく6人。岩城星那が「まだまだぶちあがっていきましょう!」と煽り、会場はさらにヒートアップ。曲の終盤になりメンバーがセンターステージへ移動すると、さらなる歓声がフロアに溢れた。

MCでは自己紹介に続いて、百田隼麻が「僕たちLIL LEAGUEは、4年後に単独ドームツアーするという夢を掲げています」と宣言。真っすぐな眼差しはしっかりと未来を見据え、沸々とした静かな野心を感じさせる。その後は、柔らかく朗らかな声が響く「Higher」、大胆な振りが視線を釘付けにする「Monster」とラストスパートをかけていく。最後には、言葉を一つひとつ届ける「Rollah Coaster」を投下。歌詞に想いを乗せ、音楽に身体を合わせていくLIL LEAGUEの姿からは、“音楽が楽しい”という気持ちが自然と溢れ出ているよう。ハンズアップされた会場は、彼らが濃密な20分間を作り上げ、トップバッターとしてオーディエンスを盛り上げきったことを力強く示したのだった。




【アーカイブ配信中】


Rolling Stone Japan LIVE 2023
2023年9月3日(日)
さいたまスーパーアリーナ
http://cccmusiclab.com/RSJLIVE2023
4500円(TAX IN)
販売期間:~9/10 10:00
視聴期間:終演後準備完了次第~9/10 21:00

Streaming+
https://eplus.jp/sf/detail/3675330002

Stagecrowd:日本国内
https://stagecrowd.live/s/sc/group/detail/10413?ima=4954

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