舞踏家・大野一雄氏に捧げられた前作『クライング・ライト』と同時期に楽曲が書かれ、対になるかのようなタイトルを持った本作は、結果的に今年6月に逝去した氏への“スワン・ソング(辞世の句)”となった。ビョークとのデュエットが実現した「フレッタ」をはじめ、曲調は多様で、アルバム全体に一貫したテーマやトーンは見つからないが、深みを帯びたアントニーの歌声がそれを引き締める。

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