マイルス・デイヴィスの来日ライヴ盤と同じ“パンゲア”という名前を冠した通算10作目。分裂前にひとつだった頃の大陸を意味するというその言葉同様、民謡からアイリッシュ、カリプソまでをぶち込んだ闇鍋のごとき雑多な音楽性は本作でも健在。とはいえ、臨戦態勢にあった活動当初に比べるとそのサウンドは大らかで、諭すような語り口が印象的だ。どこか余裕すら感じさせる充実作。

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