オリジナル・メンバーをドラッグのオーヴァードーズで亡くしたブルックリンの3人組は、映画『勝手にしやがれ』の主人公の名前を冠したこのセカンド・アルバムでも、ボルチモア時代の友人であるディプロやスパンク・ロックと一緒にエレクトロ・パンクの乱痴気騒ぎを続け、聴き手が感傷に浸る隙を与えない。ただ1曲、ストレートなメロディが胸を刺す「アイ・ミス・ユー・ボウ・ヴェラスコ」を除いては。こういう追悼もあるのだ。

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