ソニック・ユースには常に洗練された側面があったが、彼らはそれをきまってジョン・ケージやスティーヴ・ライヒといった面々との、前衛ノイズ的なコラボレーションで見せてきた。4枚目のソロ作で、中心人物のサーストン・ムーアはソフトな面の洗練を追求している。ベックによってプロデュースされた本作は、ストリングスに覆われた穏やかなチェンバー・フォークで、考えを深く巡らせたり、ソニック・ユースのアンプラグド・セットのような、ドローン音楽になることもできるものだ。

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