フランスのミクスチャー・パンク・バンド、マノ・ネグラの中心人物だったマヌ・ チャオによる6年ぶりの新作。前作は、多くのアメリカ人を「ワールド・ミュージック」に耳を向けさせた歴史的な1枚だった。今回は、よりギター・サウンドを中心とさせた音づくり。しかし、ダイナミックなリフも、政治的な姿勢も健在だ。世界が抱える諸問題に関して、3カ国語を操りながら歌う。エクアドルの深刻な気象問題を訴える曲は、スペイン語で歌われている。確かに、それは重要な問題だ。ただとにかく、このギター・リフが戻ってきたことが、我々は嬉しい! これがまた聴けさえするのなら、エクアドル問題について、学ぶ気にもなるというものだ。

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