ワン・マン・レヴォリューション

今年の春のコーチェラ・ロック・フェス(カリフォルニア州インディオで行われる野外ロックフェス)で一時的に再結成し、この先が期待されるレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン。そのギタリスト、トム・モレロの初のソロ。普段は過激なサウンドで有名なモレロだが、ここではアコースティック・ギターに、ハーモニカ、キーボード、ドラムというシンプルな構成のサウンド。ほぼ13曲をとおして、“ブッシュ大統領のアメリカはいかにダメな国なのか”ということが描かれる。タイトル曲「ワン・マン・レヴォリューション」がいちばんいい曲。そして、ギターがブルース・スプリングスティーンの「ステート・トゥルーパー」の曲を思わせる。これはあの名作アルバム『ネブラスカ』に収録されていた曲だ。ブルースは『ネブラスカ』の後、『ボーン・イン・ザ・USA』という代表作を作ったわけだが、それに匹敵するような作品を作ってもらいたい。

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