大人気ラップ・ロック・ミュージシャンによる11枚目のアルバム。アメリカでは、プラチナ・ヒット(100万枚以上の売り上げ)を飛ばし続けるキッド・ロック。彼は「セックス、ドラッグ、ロックンロール」という真理で、アメリカ合衆国を救おうとしている。もちろん、自分自身も。数カ月で離婚した元妻であるセックス・シンボル、パメラ・アンダーソンとの愛の終えんも、彼にとっては救いを求めるきっかけになったはずだ。陽気で楽しいカントリー調の曲「ハーフ・ユア・エイジ」では、そのパメラが標的になっている。アメリカ庶民の日常を歌い上げるロッカーの、ボブ・シーガーやジョン・メレンキャンプのごとく、“誇り高いが傷つきやすい”男の魂ソング。

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