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Rolling Stone Japan 編集部
約50年間世界のカルチャーシーンを牽引し続けている米「ローリングストーン誌」の日本版。
2011.11.10 00:00
スマイル・コレクターズ・ボックス
このCD5枚組の音楽の海には、その創造主であり、ビーチ・ボーイズのプロデューサー/作曲者であるブライアン・ウィルソンに、これまでに作られた最も偉大なポップ・アルバムが今も手に入るということを、感謝した ...
2011.11.10 00:00
PARADISE GANG
3人組エレクトロポップバンドのサード・アルバムは、ともすれば彼らが本来持っている大衆性に隠れていた感もある、リスナーとしてのマニアックな嗜好性が露わになった傑作。チルウェイヴやダブステップといった海外 ...
2011.11.10 00:00
ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ
メイヤー・ホーソーンのオールドスクールなポップR&Bへのオマージュはあまりに凝っているので、その歌声を過大評価したくなる。彼は説得力のあるファルセットを持っていて、70年代ならきっと中堅ヴォーカル・グ ...
2011.11.10 00:00
幻とのつきあい方
本人ですらコントロールできないほど肥大化していった、活動後期のゆらゆら帝国。その中心人物である坂本慎太郎の初のソロ・アルバムには、バンドの発展形とも言えるミュータント・ディスコから、サックスが印象的な ...
2011.11.10 00:00
バイオフィリア
“ニュアンスが熱を生むのよ”と、 ビョークはまるで、秘技を打ち明ける魔女のように歌う。「ミューチュアル・コア」におけるその一文は、彼女の8作目を覆う不気味な繊細さを、実によく捉えている。オルガン、湿っ ...
2011.11.10 00:00
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ
サイケデリックなユニオン・ジャックのようなギター、ストリングスとリヴァーブに包まれ、彼は完全に回想モードに入っている。サージェント・ペッパーとT・レックスを彷彿とさせるアレンジに、ピンク・フロイド風に ...
2011.11.10 00:00
夏の一部始終
サンプリング・ベースの音楽を発表してきた清水民尋のソロ・プロジェクトが、全曲でベースを弾いている曽我部恵一を含む、バンド編成のアルバムをリリース。ひとりで音楽を作り続けることで、ここ数作では自家中毒に ...
2011.11.10 00:00
ハロー・サッドネス〜さよなら勇気、悲しみよこんにちは
ウェールズの男女混成バンドの新作。「ユー!ミー!ダンシング!」と狂騒的に賑やかだったデビュー時から、作品を重ねる毎に徐々にシリアスな作風に傾いているなと思っていたけれど、前作に引き続きジョン・グッドマ ...
2011.11.10 00:00
モンキータウン
80年代のシンセ・ポップにルーツを持つ無数のインディ・ロッカーにとって、その時代のもうひとつの先進的なジャンルであるテクノを聴くのは、一種の気晴らしだ。モードセレクターはグルーヴを最小限に、しかし音の ...
2011.11.10 00:00
インニイ
2008年末、活動休止直前にロンドンで行われたライヴを収めたCDとDVDによる2枚組。どちらも聴き応え、見応え十分だが、やはり特筆すべきはアーケイド・ファイアの作品でも知られるヴィンセント・モリセット ...
2011.10.08 00:01
ネヴァーマインド 〈デラックス・エディション〉
1991年の秋に『ネヴァーマインド』が耳に飛び込んできた時は飛び上がりそうになった。それはまるでカー・ラジオで爆発する手榴弾で、何か(80年代? ヘア・メタル?)の終わりか、何か(オルタナティヴ・ロッ ...
2011.10.08 00:00
ザ・レス・ユー・ノウ・ベター
ジョシュ・デイヴィスの新作における、気の狂いそうなブレイク・ビートのコラージュと思慮深いダウン・テンポのジャムは、1996年のデビュー作『エントロデューシング』を思わせる。その完成度があまりにも高かっ ...
2011.10.08 00:00
DocumentaLy
耳なじみのよいサウンドがはびこる日本のロック・シーンにおいて、サカナクション山口一郎の異物感と言語感覚は、頭ひとつ抜きん出ている。DFA周辺を中心としたダンス・ロック勢やミニマル・テクノを飲み込みつつ ...
2011.10.08 00:00
BIG BANG ATTACK
まずは前作から1年足らずで、これだけのボリュームの作品を作り上げたということに驚き。ヴァンパイア・ウィークエンド風アフロ・ポップの「思春期」から、10分間におよぶサイケデリック・ジャムまで、楽曲もこれ ...
2011.10.08 00:00
デイズ
ニューヨーク中心部からは川を挟んで目と鼻の先なのに、侘しさ・切なさがなぜか段違いに濃厚な土地、ニュージャージー州が輩出したリアル・エステイトのセカンド・フルは、大西洋を越えUKのドミノより。隙間の多い ...
2011.10.08 00:00
ハリー・アップ・ ウィ・アー・ドリーミング
フランス人アンソニー・ゴンザレスによるドリーム・ポップ・プロジェクトの最新作は、なんと2枚組全22曲という大作。と聞くと構えてしまう人も多そうだが、長尺曲もなく、インタールード的なインスト小品が3分の ...
2011.10.08 00:00
Conatus
ディスコを黒いナプキンに包んだトラックに、バロック風でハスキーなロシアン・アメリカンの歌声を広げ、ウィスコンシン生まれの22歳は、毒薬を作っているフローレンス・ウェルチのようにやってきた。ゾラ・ジーザ ...
2011.10.08 00:00
エヴリシング・イズ・ ボーリング・アンド・ エヴリワン・イズ・ア・ ファッキング・ライアー
この新作の序盤で、ボルチモアのラッパーはスピーカー棚に股間を擦り付けることについての数行に続けて、哲学者のコーネル・ウェストの名前を挙げている。スパンク・ロックのその二面性は、フック満載でアヴァンギャ ...
2011.10.08 00:00
デュエッツ II
米ポピュラー界における最も偉大なスタンダード歌手と組むとは、この17人のポップ・スターたちは何とも勇敢である。幸運なことに、彼はほとんどのパートナーを救出している(ジョシュ・グローバンとアンドレア・ボ ...
2011.10.08 00:00
パール・ジャム20
キャメロン・クロウ監督によるパール・ジャムのドキュメンタリー映画のサントラは、ハードコアなファン向けだ。もっとも感動的なのは2000年のギグからの「クラウン・オブ・ソーンズ」で、これは前身のマザー・ラ ...