Rolling Stone Japan 編集部 |2011/10/08 00:00
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レスリー・ファイストは謎めいた物語を書く。この35歳のシンガー・ソングライターは、フォーキーな囁きからゴスペルの嘆きへと移り変わる歌声と、記憶の暗い場所からかき集めたような曲で、過去10年間のポップスにおける最も魅力的で、最も難解な存在となった。『Metals』にはiPodのCMに使われた「1234」のような即興性はないが、彼女のベストと言える作品で、フォークからマリ風の砂漠のブルースまでをかき混ぜ、謎かけのような歌詞が何を意味するのかはわからないが、感情の急所を突いてくる。
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