ブルーハーツ、ハイロウズ、そしてクロマニヨンズ。バンドの名前が変わっても、ヒロトとマーシーの音楽の根本にあるものは、何ひとつ変わらない。震災後に音楽性や態度を変えるミュージシャンたちも多いなかで、その変わらなさがむしろ頼もしいし、逆に言えばそれは、彼らがずっと正しかったことの証明でもあるのだ。60年代風のジャケといい、ラストのメキシカン・ソングといい、ヒロトも絶賛する元ステアーズのエドガー・ジョーンズのような、ロックンロール愛に溢れた快作だ。

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