音楽を聴いたりライヴを観たりしていると、自分の意識がサウンドの向こう側に“持っていかれる”という瞬間があるけど、本作はまさにそれ。映画のサントラがきっかけで生まれたキャリア初のピアノソロ作で、ジム・オルークが録音・ミックスを手掛ける。何かが起きそうな予兆を感じさせたかと思えば、ふとした瞬間に不穏な雲が舞い降りてきたり、しばしの間、この素敵な“物語”に没頭してしまった。

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