Rolling Stone Japan 編集部 |2013/07/10 00:00
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SIONの宅録盤第6弾。小児麻痺で自由が利かなくなった右手でコードを押さえて弾く、アコギ1本で奏でる歌が心に沁みる。SIONのサウンドは時にパンク/ロック、時にブルーズだった。が、本作はロックでごまかすことなく、ブルーズに酔うことなく、自身の核に向かっている。それをあえて言葉にすれば、フォーク。1985年の『新宿の片隅から』発売以来初めて辿り着いた新しい地平線で、郷愁とも違うSIONの次を予感させる。
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