ゾーズ・ウィ・リーヴ・ビハインド

オレンジカウンティ出身のゴス系スクリーモ・バンドの新作。歌詞に吸血鬼が登場したり、曲調がやけにドラマティックだったり、ヴォーカルも至るところで叫んでいたりするから、確かにゴスでエモな要素は満載だ。しかし、全体を通じて爽快なまでの疾走感があり、メロディやハーモニーもしっかりしている。ギターのツイン・リードはメタル風だが、様式美に縛られない自由な空気が本作にはある。マイ・ケミカル・ロマンスも大好きだと公言しているミスフィッツ(ニュージャージーのホラー・パンク・バンド)をどことなく思い出させるパワフルな一枚だ。

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