太陽と空と砂に囲まれ、サハラ砂漠のブルースを奏でるギター・バンドの新作。アルバムの大半をアコースティックで作った傑作『Tassili』(2011年)とは異なり、ここでのギターは主にエレクトリックでリヴァーブが多用されている。しかし、テーマは変わらない。戦争、亡命、砂漠、愛の蜃気楼だ。ティナリウェンのメンバーは故郷北アフリカでの地域紛争のため事実上亡命者であり、彼らのブルースには相当な深みがある。

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