彼女の音楽は、夢見るようなメロディが霧の向こうから聴こえてくるような、どこか現実離れしたところがあった。スウェーデンのシンガー・ソングライターによる11年発売の『ウーンデッド・ライムス』は、彼女のキャリアの中で最もポピュラーだった。本作で彼女は、失恋、失望、贖罪などについて歌った陰鬱な曲で真実と対峙している。ただ、(フィル・)スペクター風のアレンジは、必ずしもその効果が表れているとは言えないだろう。

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