デトロイトの血を引くギター少年たちが、若者の哀愁を完全に体現。ジョー・ケイシーの歌いっぷりは、まるで店いちばんの酔っ払いのようで、もうワンラウンド粘ろうと闘志を燃やす。この2作目で彼らが追うのは、ドリーム・シンジケートといったアメリカの古株を彷彿とさせるポストパンクのギターであると同時に、ザ・ウェディング・プレゼント的なイギリスの湿っぽさだ。「Maidenhead」なんてザ・スミスだと言われても不思議じゃない。

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