ドラッグを語るラッパーは大勢いるが、彼の音楽を聴いていると、ドラッグそのものをやっている気分になる。彼のラップは心拍数倍増で弾けているし、歌はオートチューンの効果で伸びてはとろけ、まるで宇宙にいるよう。デビュー盤『Pluto』がラップのメインストリームをショックで引き裂いてから2年、この2作目でもアトランタ出身の変わり種は、先頭を切ってひた走る。その内容は前作以上に、不思議で、壮大で、くらくらするトリップだ。

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