キャリー・アンド・ローウェル

ルーツ・ミュージックにオーケストラやエレクトロニカを織り交ぜたりと、大胆なアプローチで注目を集めてきたUSインディの奇才、スフィアン・スティーヴンス。5年ぶりの新作は、母親の死をきっかけに自分の家族や生と死について思いを巡らせたもの。ギターの弾き語りを軸にしたアコースティックなサウンドだが、多重録音されたコーラスやアンビエントなシンセの音色が、囁くような歌声に静かに寄り添っている。S・キャリー、トーマス・バートレットなど気心の知れた仲間たちが参加。シンプルなようで繊細に作り込まれた歌が、静かに深く胸に沁みていく。

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