タラ・ジェイン・オニールやneco眠るなど国内外のアーティストとの共演が活発だった女性シンガーが、5年ぶりにリリースするオリジナル・アルバム。コブシの効いた演歌からスウィング、サンバなど、様々なジャンルの楽曲が雑然と並ぶ様子は、戦後最も活気に溢れた時代の歌謡曲を偲ばせる。パロディのように聴こえる部分もあるが、“女王”と呼ばれた美空ひばりでさえ、デビュー当初は笠置シヅ子のチビッコものまね歌手だったのだ。照れのようなユーモアの中にも、歌い手としての自信が見え隠れする。

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