米国時間4月5日、ニューヨーク・ブルックリンでのUFC223大会後に、選手の乗ったバスを襲撃した事件で、元UFCライト級王者コナー・マクレガーは警察に拘束された。
米国時間4月5日、マクレガ―は自らニューヨーク市警当局に出頭した。(これについてはNBCニュースでの第1報に続いてローリングストーン誌でもニューヨーク市警広報担当に確認した)彼は何人かの仲間と一緒になって現在、複数の選手をはじめマネージャーやコーチたちが乗ったバスを損壊した事件に関連した容疑にて取り調べ中である。マクレガ―は3つの不法行為および1つの犯罪行為に問われていると、ニューヨーク市警広報担当はローリングストーン誌に述べた。
バークレイズ・センターでのUFC223大会終了後、マクレガ―とその十数人には及ぶ仲間は、許可なく構内に侵入した。この計画的とも思われる凶行で、この一団は駐車施設にまで入り込んだ。そこでは土曜のUFC223大会のカードを終えた選手たちが宿泊先のホテルに戻るべく数台のバスに乗りこんでいたのだ。
ここで事態が勃発。29歳のマクレガ―は、UFC223大会の看板選手ハビフ・ヌルマゴメトフを探していた。このハビフ選手はこの週の前半にマクレガ―の仲間であるアルチョーム・ロボフ選手と激しい口論を起していた。マクレガ―と仲間はその仕返しをしようとやって来て、ヌルマゴメトフ選手の乗ったバスを見つけた。
マクレガ―はごみ箱や台車など様々なものをバスに投げつけた疑いがある。この台車がバスの左フロントガラスを割り、当局によると複数の人間がこの破片で怪我をした。ライト級のマイケル・チーザ選手は顔や頭に裂傷を負い、フライ級のレイ・ボーグ選手は目にガラスが入ってしまって「角膜に複数の損傷」を受けたという。この両選手とも試合不能と診断され、予定の試合はキャンセルされた。
結局騒動はそこでおさまり、その場からマクレガ―とその一団は逃走した。間もなく当局はローリングストーン誌にマクレガーに取り調べのため出頭を求めていると言明した。マクレガ―は東部時間午後10時23分に正式に逮捕され、現在複数の容疑がかかっている。