故スタン・リーの生み出した必読コミック15選

スパイダーマンの生みの親、スタン・リー。2004年6月18日、カリフォルニア州ビバリーヒルズのオフィスにて。(Photo by Vince Bucci/Getty Images)

現代のスーパーヒーローの大部分は、スタン・リーが生み出したといっても過言ではない。ライター、エディター、パブリッシャーとして、マーベルの発展を支えたリー。95歳でこの世を去ったリーを偲び、彼の遺した作品の中から15の代表作を紹介する。

1:ファンタスティック・フォー 第1号(1961年11月)



パブリッシャーのマーティン・グッドマンがゴルフの後にリーのところへやって来て、「スーパーヒーローのチームが登場するストーリーを書いてくれ」と要求したことから始まった。ショーン・ハウの著作『Marvel Comics: The Untold Story』によると、リーは「2、3日かけて百万ものアイデアをメモにした」という。「最終的に、4人のキャラクターならバランスが取れると考えた」(ジャック・カービーは、このストーリーの始まりを否定している。残念なことに、コミック・ブックのパイオニアであるリーとカービーの間でモチーフが食い違っているようだ)。手足が伸びるミスター・ファンタスティック、岩のような体つきの大学時代の友人ザ・シング、ミスター・ファンタスティックの恋人で身体をシースルーにできるインヴィジブル・ガール、彼女の弟で炎を操るヒューマン・トーチの4人組は、第1号の中ではお互いに仲が悪く、宇宙線を浴びたことでそれぞれの身についた新たな能力を嘆いている。リーは、4人の宇宙飛行士をあらゆる方法で地球に帰還させた。このひとつのストーリーが、従来のコミックのスーパーヒーロー像を一変させた。全てはここから始まったのだ。

2:超人ハルク 第1号(1962年5月)



「私は昔からフランケンシュタインに愛着を感じていた」と、可愛いとは言えない緑色をした巨人のキャラクターが生まれた背景について尋ねられたリーは、証言した。また、ジキル博士とハイド氏もこのスーパーヒーロー誕生のヒントになったことをほのめかしている。古典文学やユニバーサル映画にも登場する世界的に有名なホラーモンスターたちが由来だと暗示しながらも、放射線を浴びた科学者ブルース・バナーの分身である怪物は、か弱い人間を押しつぶしながら突き進む。「彼は人間だが、全身筋肉で醜い見た目の強力な巨人に変身する」とリーは、共同制作者であるジャック・カービーに説明したことを思い返す。「読者に愛されるように、少し同情を買うような見た目のモンスターを描いてほしい」とカービーに依頼した。その結果生まれた共感を呼ぶ怒りの化身は、キオスクでの売上No.2を記録したマーベル作品だった。まさに“ハルク・スマッシュ!”だ。

Translated by Smokva Tokyo

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