Rolling Stone Japanが選ぶ、2019年注目のアーティストに「2018年の年間ベスト」を答えてもらうこのコーナー。今年9月に1stフルアルバム『手』をリリースし、全国ツアーも盛況のtetoの小池貞利(Vo, Gt)によるセレクトをコメント付きで紹介。※「BEST OF 2018」記事一覧は
こちら◎ベスト・アルバム●タイ・セガール『フリーダムズ・ゴブリン』
2000年代後半のローファイブームの頃からポップセンスと曲の幅が抜群でした が、今作ではさらに音の幅が横ではなく縦に広がったような印象です。サイケでガレージな雰囲気は引き続きエネルギーに満ち溢れていてまさに理想的なアルバムでした。
◎ベスト・ソング●スーパーチャンク「 What a Time to Be Alive」
同名であるアルバムタイトルからの一曲目。長いキャリアから積み上げてきたパワーポップなアンサンブルと軽快だからこそ感じる叙情的なメロディが隣で寄り添って歌ってくれているかのような親身な雰囲気を感じます。聴いていて安心します。
◎ベスト・アーティスト●スネイル・メイル
マタドールから今年リリースした『Lush』を聴いて知ったアーティストです。ジャケットがまず良かったです。90年代のオルタナティブ大好きな感じ。そしたらサウンドもその匂いを感じて一貫して意図がわかりやすくて良かったです。あと声と歌い方が好きです。若くて少しふてぶてしい感じ。
〈リリース情報〉

『手』
発売中