コリン・キャパニック、NFLと和解

ハーバード大学(マサチューセッツ州ケンブリッジ)で行われたW・E・B・デュ・ボイス・メダル授与式に出席し、ステージ上で拍手を送る元NFLのクォーターバック、コリン・キャパニック。キャパニック自身も2018年度の受章者8人のひとりとなった。 (Photo by Paul Marotta/Getty Images)

クォーターバックから活動家へと転身したコリン・キャパニック。試合前の国歌斉唱時の膝つき抗議問題でリーグ側が結託して彼の現役続行を妨げたと主張していたが、このほどNFLと和解に至った。

元NFLのクォーターバックから活動家へと転身したコリン・キャパニックは2019年2月15日、NFLを相手取り起こしていた長期に渡る訴訟に終止符を打った。和解内容の詳細は、機密条項として明らかになっていない。同日にリーグと和解に至ったキャパニックとエリック・リードは、2016年の警官による人種差別的な暴力行為に反発し、試合前の国歌斉唱時に起立せずフィールドに膝をついて抗議した。同行為に対しリーグが彼らをブラックリストに登録したことでどのチームとも契約ができなくなったとして、2人はNFLを相手に訴訟を起こしていた。

「キャパニック氏とリード氏の弁護人は、数か月に渡りNFLの代理人らと協議を続けてきた」と、NFLと2人の弁護人は共同声明の中で述べている。「協議の結果両者は、係争中の問題を解決することで一致した。和解内容は機密条項のため、NFLからも2人からもこれ以上コメントすることはないだろう。」

2018年の後半、NFL側が訴訟の取り下げを求めたものの却下されたことで、今回の和解へとつながった。仮に裁判が続行したとすると、初めてのケースとして判例となっただろう。

どのチームとも契約できずフットボールができない状態のキャパニックは、依然として国中の注目を集めている。2018年9月、アパレル大手のナイキは新たなキャンペーンの顔としてキャパニックを指名。不買運動が起きるなど保守層からの猛烈な反発を受けた。最近では、ナイキ製品の不買運動に参加していたコロラド州のスポーツ店が閉店に追い込まれた。「私は彼らの行為を許せなかったが、おそらく私が思う以上にブランドン・マーシャルやコリン・キャパニックには多くのサポーターがいる」と、店主は語った。

Translated by Smokva Tokyo

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