スクエアプッシャー、真鍋大度が手がけたMVで「超近未来の東京」を描く

スクエアプッシャーことトム・ジェンキンソン(Photo by Donald Milne)

1月31日に最新アルバム『Be Up A Hello』をリリースするスクエアプッシャーが、その収録曲から「Terminal Slam」のミュージックビデオを公開した。

ライゾマティクスの真鍋大度が監督したこのMVは、超近未来の東京を舞台にしたもの。街に蔓延する広告の数々とARグラスを主題としており、本日0:00に渋谷スクランブル交差点の巨大スクリーンでプレミア上映されると大きな話題を呼んだ。



スクエアプッシャーと真鍋は、2013年にZ-MACHINESのプロジェクトで初めてコラボレーションを実現。その後も2015年の来日公演では真鍋がオープニングアクトを務め、2017年のソニックマニアで披露されたショバリーダー・ワンのライブでは、ビジュアルセットをライゾマティクスチームが担当するなど親交を深めてきた。

遠い未来ではなく近い未来を現代の技術を駆使して実装しよう、というところからアイディアが始まり、近未来の広告をテーマに議論して制作しました。最後の最後までSquarepusher本人にたくさんの細かいフィードバックをもらいながら映像表現を調整しました。彼のグリッチやインタラクションに対するクリエイティブなこだわりをチーム全体で享受でき、非常にエキサイティングな制作でした。また今回、撮影した動画の中に含まれる人やオブジェクト、広告を、AIを駆使して自動認識させ、それらを現実から消去したり、広告を別のものに置き換えるなどの処理をしています。かなり近い将来、デバイスを装着して街中を歩きながら今回のMVと同じように広告を自由に書き換える体験が出来るなと思いワクワクしています。
- 真鍋大度 (Rhizomatiks)

なお、スクエアプッシャーは『Be Up A Hello』を引っさげ4月に来日公演を行うことも決定している。こちらのチケットは2月1日(土)から一般発売がスタートする予定だ。



<リリース情報>

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Squarepusher
『Be Up A Hello』
レーベル:Warp Records / Beat Records
2020年1月31日(金)
国内盤CD BRC-624 ¥2,200+税
国内盤CD+Tシャツ BRC-624T ¥5,500+税
国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説書封入

収録曲:
01. Oberlove
02. Hitsonu
03. Nervelevers
04. Speedcrank
05. Detroit People Mover
06. Vortrack
07. Terminal Slam
08. Mekrev Bass
09. 80 Ondula
Bonus Track for Japan
10. Vortrack (Fracture Remix)

<来日公演情報>

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Squarepusher

2020年4月1日(水)名古屋クラブクアトロ
2020年4月2日(木)梅田クラブクアトロ
2020年4月3日(金)新木場 STUDIO COAST
時間:OPEN 18:00 / START 19:00
料金:前売り ¥7,000+1D

Rolling Stone Japan 編集部

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