ローリング・ストーンズは、グローバル・シチズン主催のチャリティ・イベント「One World: Together At Home」で、ソーシャル・ディスタンシングを演出に取り入れた「You Can’t Always Get What You Want」(邦題:無情の世界)を披露した。ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロニー・ウッド、チャーリー・ワッツの4人は、それぞれの自宅からパフォーマンスの様子を撮影。最初にジャガーがアコースティック・ギターでソロを披露したあと、他のメンバーも『レット・イット・ブリード』に収録された名曲のエクステンデッド・バージョンに参加した。
●パフォーマンス映像を見るリチャーズは曲のコーラス部分でバックボーカルを担当し、ウッドは激しいギターソロを演奏。ワッツはエアドラムでパフォーマンス全体を盛り上げた。
バンドはパフォーマンス前の声明で、「隔離中の私たちの自宅から、『One World: Together at Home』というファンタスティックな企画に参加できることを光栄に思います」とコメントしていた。
ローリング・ストーンズは、他の数え切れないほどのアーティストや音楽フェスと同様に、コロナウイルスの流行のため、予定していた北米ツアーをキャンセルすることを余儀なくされた。
それについてストーンズは、「ツアーの延期は非常に残念です」とコメントを発表している。「私たちと同じように楽しみにしていたファンの皆さんには申し訳ないですが、みなさんの健康と安全を優先しなければなりません。みんなで一緒に乗り越えましょう。そしてまたすぐに会いましょう」とコメントしている。
深夜テレビのスティーブン・コルバート、ジミー・キンメル、ジミー・ファロンが司会を務めた「One World: Together At Home」では、ポール・マッカートニー(ビートルズの
「レディ・マドンナ」を披露)、テイラー・スウィフト(「Soon You’ll Get Better」)、
ビリー・アイリッシュのほか、レディー・ガガ、アリシア・キーズ、スティーヴィー・ワンダー、ケイシー・マスグレイヴス、セリーヌ・ディオン、アッシャー、エディ・ヴェダー、クリス・マーティン、J・バルヴィン、ジョン・レジェンド、カミラ・カベロ、ショーン・メンデス、ファレル・ウィリアムス、サム・スミス、ビリー・ジョー・アームストロングなども出演した。