ヨ・ラ・テンゴの7作目『Electr-o-pura』は1995年5月2日にリリースされた。前作『Painful』で築き上げられた大胆なソング・ライティングを美しい音作りとともにさらに発展させ、相対するサウンドのテクスチャーや曲調、その漂う雰囲気にさらに深みを持たせた作品となっている。ポップサウンドが色濃くキャッチーな「Tom Coutenay」や哀愁漂うバラード曲「Pablo And Andrea」、歪んだギターサウンドや何層にも重なったサウンドがシューゲイザーを思わせるラスト・ソング「Blue Line Swinger」など魅力的な楽曲がつまっている。『Electr-o-pura』はこれまで36年にわたって活動を続けてきたヨ・ラ・テンゴの作品の中でも最も卓越した名盤と言えるだろう。
YO LA TENGO 『Electr-o-pura』 発売日:2020年9月4日 OLE132LPJP (2LP) 限定カラーヴァイナル OLE132LP (2LP) 通常盤LP
収録曲: Decora Flying Lesson (Hot Chicken #1) The Hour Grows Late Tom Courtenay False Ending Pablo and Andrea Paul Is Dead False Alarm The Ballad Of Red Buckets Don’t Say A Word (Hot Chicken #2) (Straight Down To The) Bitter End My Heart’s Reflection Attack On Love Blue Line Swinger