フロイドさん殺害、ピーター・ガブリエルが人種差別に改めて抗議

ジェネシスの初代ボーカルでもあるピーター・ガブリエル(Photo by Andrew Medichini/AP/Shutterstock)

アメリカ全土でジョージ・フロイド氏の殺害への抗議活動が続く中、ピーター・ガブリエルは米現地時間6月1日、Twitterにて人種差別的な殺人にショックを受けたと投稿した。

彼は「こうした残虐行為には直接立ち向かい、それがいつ、どこで起きようと正しく裁かれるべきだ」と、#BlackLivesMatterのハッシュタグを用いて述べた。ピーター・ガブリエルは1992年、人権侵害を監視する非営利組織「WITNESS」を立ち上げた。彼は「WITNESSは警官の暴力行為を監視する団体を援助してきた。私は、今回の抗議活動が、その根本としているものが問題として扱われるように導くだけでなく、世界がどのように人種差別や宗教的迫害に立ち向かうかのように目を向ける勇気を与えるきっかけになることを祈っている」と付け加えた。

彼はまた、自身のレコード・レーベルReal World Recordと、歴史あるワールドミュージックのフェスWOMAD(WOMAD; Worlds of Music, Arts, and Dance)が、6月2日に行われる「Black Out Tuesday」を支持すると報告した。このイベントのオーガナイザーは、音楽業界に、火曜日は「いつもの仕事」を控え、その代わりにどのようにブラック・コミュニティを援助するか改めて考えることを求めた。

アトランティック・レコードのシニア・マーケティング・ディレクターのジャミリア・トーマスは5月29日、#TheShowMustBePausedのハッシュタグを用いてこう述べた。「あなたの会社の黒人の役員、アーティスト、マネージャー、スタッフ、そして同僚たちは搾取され、トラウマを植え付けられ、傷つき、恐れ、そして怒っている」と。

Translated by Kohei Ebina

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