ー今影響を受けているアーティストはいますか?
海外のお手本になるアーティストの、活動面ではありますね。トラヴィス・スコットだったり、ドレイクだったり、あっちのシーンのメジャー感のあるアーティストのやっていることは参考にはしています。音楽を広めるっていう意味でも、たとえばトラヴィスがフォートナイトの中でライブをしたり、彼らは面白いことを本当にデカい舞台でやるじゃないですか。でも、日本ではアイデアが凄く面白くても、持ちかけたところで現実になりづらいっていうことがあって。それを実現するためにもさっき話したような根回しだったり、政治力を使って今までできなかったことをできるようにしていくのが俺なのかなって。ヒップホップって、凄くコンプライアンスなイメージが一方ではあるじゃないですか。
ーはい。
でも俺は今ロールス・ロイスからPRを頼まれていたり、スイスの名だたる高級時計ブランド達から仕事をもらったり、ベントレーの100周年イベントで初めてライブ披露するアーティストに抜擢されたのが俺だったり、そういう高級ブランドから依頼が来るのって、社会的信用があるからじゃないですか。
ーまさに。
ハイブランドになればなるほど信頼がないと成立しないものなんですよね。そういう意味でも俺は、「この人がやることだったらできるかもしれない」って企業さんに思ってもらえる立ち位置にいるので。しかもそれって媚びてるわけでじゃなくて、自分がやってきたことがそのまま通じているってことだから、そういう意味では希望もあると思います... だからみんな頼むから罪を犯さんでくれと思います(笑)。