ビリー・アイリッシュ、オンラインライブで圧巻のパフォーマンスを披露

午前7時からのライブでは、「家にいるみんな、元気!?生配信始まり!」と意気込んだビリーの掛け声と共に、「bury a friend」でスタート。GUCCIの衣装で登場したビリーは「スタッフしかいなくて、ほぼ空っぽの会場だけど、すごく雰囲気が良くて最高。I MISS YOU GUYS!! (みんなに会いたい!!)」と挨拶し、「you should see me in a crown」、「my strange addiction」、「ocean eyes」を続ける。360°の巨大LEDスクリーンと最先端のXR技術を駆使したライブセットでは、まるで巨大蜘蛛がビリーに襲い掛かっているように見えたり、画面越しでも立体的空間にいるような演出で見る側を圧倒した。そしてビリーが霧の中に消えたかと思えば、「xanny」のMVが再現されたかのように、あのベンチに座っているではないか!



ライブ中盤では「こんなことをするのは初めてで、とても嬉しい」と話しながら、自身の兄で唯一のコラボレーターであるフィニアスを紹介。近々、新曲がリリースされることをほのめかした後、「i love you」を歌い始めた。満月が背景に映し出された後、ビリーとフィニアスは宙に浮かび、なんとも幻想的なシーンに。コーチェラ・フェスティバルで話題となった空中に浮かぶベッドの演出はまだ記憶に新しいが、この1年間での急激な状況の変化を改めて感じ、目頭が熱くなった瞬間だった。

その後は「ilomilo」、「No Time To Die」、「when the party’s over」といった人気の楽曲を連発。環境問題について歌った「all the good girls go to hell」では、近日被害が拡散している山火事や海洋汚染の映像が映し出され、気候変動の重要性をアピールした。途中のトークでは、「唯一オンラインライブのいいところは、会場で気絶している人を見なくていいことだね。いつもみたいにさ(笑)」とジョークを交え、事前に選ばれた500人のファンと交流する場面も。

Rolling Stone Japan 編集部

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