all at onceと大野雄大(from Da-iCE)が、話題のコラボ曲をライブ初披露

大野雄大(from Da-iCE)は、イベントのトリとして登場。秋らしい色合いの茶系の3ピーススーツでステージに現れ、まずは12日に配信リリースされる新曲「愛した人」を披露。しっとりとしたスローバラードで、ピンスポットに照らされながら、アツくソウルフルな歌声を響かせて観客を圧倒した大野。続いてアコースティックギター1本をバックに披露したのは、斉藤和義のカバー「歌うたいのバラッド」。太くハスキーさのあるボーカルは実に聴き心地が良く、観客もただただ無言で彼の歌声に聴き惚れていた。

MCでは驚くほどお茶目に、ひょうひょうとした雰囲気で会場を和ませる。しかし歌い始めると空気は一変し、温かみがありながら切なさもはらんだボーカルで観客の涙を誘う。シンガーソングライター・坂詰美紗子による、胸が苦しくなるような切ない歌詞が印象的なバラード「僕らの不確か」を、感情が爆発する寸前のようなギリギリのテンションで熱く歌い上げた大野。また、2019年にリリースしたソロアルバム表題曲で、大野自身が作詞作曲を手がけた「この道の先に」は、語りかけるような歌声が印象的だった。そっと寄り添いながら、同時に背中を力強く押してくれるような心強さを持った同曲。音源とはまた違ったライブならではのエモーショナルなボーカルが、観客を優しく包み込んだ。


大野雄大

最後に、このままでは終われないとばかりに、「all at onceさん、キャモン!」と二人を呼び込んだ大野。『名探偵コナン』の音楽に参加させてもらえて光栄だと話す大野から、「どんな曲ですか?」と話を振られたNARITOは、「夢や目標を追いかける中、行き詰まってしまうことはあるもの。そんな時、誰かを頼ってもいい。背中を預けることで道が開けることもある。そんな歌です」と説明。そして曲フリ担当を決めるジャンケンでITSUKIが選ばれると、「本日初披露です。『プレイメーカー』」と楽曲を紹介した。

「プレイメーカー feat.大野雄大(from Da-iCE)」は、今までのall at onceには無かった打ち込みのサウンドとクールなボーカルが印象的な楽曲で、大野という色が加わったことで新たな扉が開かれた楽曲。終始笑顔でステージを楽しんでいるといった雰囲気の3人は、折り重なったり離れたりしながら縦横無尽にボーカルとコーラスワークを聴かせ、時にはシャウトやフェイクも繰り出した。そのやりとりは、まるで最初から3人組だったかのように息ピッタリで、NARITOが話した通り、お互いを信じて背中を預け合っているからこそ成立しているのだろうと感じた。初披露とは思えないジャムセッションのような奇跡のコラボレーションに、観客も全身全霊のクラップでそれに応えた。

all at onceにとって、3度目となる『名探偵コナン』のテーマソング。「プレイメーカー feat.大野雄大(from Da-iCE)」は、彼らの実力と更なる可能性の高さを示した楽曲。新たな切り口のサウンドと進化したボーカルで、『名探偵コナン』の世界をより押し広げてくれるものになっている。

Text by 榑林史章
Photo by 高田梓



<リリース情報>

all at once『プレイメーカー feat.大野雄大(from Da-iCE)』
配信日:2022年10月1日(土)
リンク:https://allatonce.lnk.to/playmaker

CD発売日:2022年11月2日(水)
[名探偵コナン盤]初回生産限定(CD+描き下ろしアニメ絵柄ジャケット&グッズ)
品番:JBCZ-6121 
価格:1980円(税込)
=CD収録曲=
1. プレイメーカー feat. 大野雄大(from Da-iCE)
2. マカロン -Acoustic session ver.-

=DVD収録内容=
「プレイメーカー feat. 大野雄大(from Da-iCE)」MV
「プレイメーカー feat. 大野雄大(from Da-iCE)」MV メイキング映像

グッズ:描き下ろしアニメ絵柄アクリルスタンド

[通常盤](CD+DVD)
品番:JBCZ-6122 
価格:1650円(税込)
=収録曲=
1. プレイメーカー feat. 大野雄大(from Da-iCE)
2. 星合 -Acoustic session ver.-

all at once オフィシャルサイト:https://aao.beinggiza.com

Rolling Stone Japan 編集部

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