BOYNEXTDOORが語る、20歳を迎える「僕たちのすべて」が反映された意欲作

BOYNEXTDOOR(©KOZ ENTERTAINMENT)

2023年にKOZエンターテインメントからデビューしたBOYNEXTDOORは、エネルギーに満ちた楽曲と言葉遊びを特徴とする独自のサウンドを作り上げてきた。ジャンルを超えた音楽性を持ちながら、BOYNEXTDOORはありのままの若さ、親しみやすさをテーマに活動している。

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メンバーは、Sungho(ソンホ)、Riwoo(リウ)、 Jaehyun(ジェヒョン)、Taesan(テサン)、 Leehan(イハン)、 Woonhak(ウナク)の6名からなり、自ら楽曲制作や、ダンスの振り付けに関わっていることも特徴的である。特にジェヒョン、テサン、ウナクはこれまでリリースしてきた数々のBOYNEXTDOORの楽曲に多く携わっており、最新EP『19.99』の制作にも貢献している。「BOYNEXTDOOR」の名の通り、「隣の少年たち」を想像させる彼らのイメージとは裏腹に、BOYNEXTDOORの音楽は多様であり、若者の持つ高揚感と苦悩の両方を表現している。

BOYNEXTDOORは、2019年に韓国のラッパーZICO(ジコ)によって設立されたKOZエンターテインメントからデビューした最初のグループとして注目され、KOZエンターテインメントは翌年の2020年に韓国の大手芸能事務所HYBEに買収された。現在31歳のZICOは自身も15年ほど音楽活動を続けており、K-POPボーイズグループBlock Bのリーダーとしても有名である。ソロアーティストとしても成功を収めており、ZICOのヒット曲「Any Song」は、K-POPにおける最初のTikTokダンスチャレンジの一つとして大きな注目を集めた。2024年4月にリリースされたZICOの最新ソロ曲「Spot!」には、BLACKPINKのJENNIE(ジェニー)も参加している。

最新EP『19.99』は、BOYNEXTDOORにとって3枚目のEPで、一見タイトルが何を意味するか分からないかもしれないが、「.99」はメンバーが20歳を目の前に控えていることを表現している。BOYNEXTDOORは日常生活から引き出された、共感できるテーマを扱い、人生の重要な転機を描いている。先行リリースされたシングル「Dangerous」の韓国語タイトルは「親からの制限」という意味であり、動画ではメンバーたちがこっそり夜中に家を抜け出そうとする様子が描かれている。



米ローリングストーン誌が、『19.99』のリリース1週間前にBOYNEXTDOORのメンバー全員にインタビューを行い、EPの制作過程やスランプの克服方法、大きな夢を持つことの重要性について語ってくれた。

―皆さんとても仲が良いですが、どのように親しくなったのですか?

ウナク:一人一人、自然に馴染んでいきました。

ソンホ:練習生のころよりも仲良くなったと思います。デビューしてからお互いの内面的な部分、深い感情を知ることが増えました。もちろん練習生のころから仲は良かったですが、デビュー後に様々な困難を共に乗り越えて、さらに親しくなりました。

―BOYNEXTDOORは音楽制作に大きく関わっていることで知られていますが、今回が3枚目のEPということで、これまでのEP『WHY…』や『HOW?』と比べて、どのような点で制作過程が異なりましたか?

ジェヒョン:メンバーたちは色んな面でリラックスできるようになったと思います。『WHO!』(1stシングル)や『WHY…』、そして『HOW?』を準備していた時は、良い結果を出したいという思いで集中していた部分が大きかったです。でも今回の『19.99』では、特に自分たち自身の物語をもとに制作したので、感情やストーリーをより自由に共有できたと思います。

―グループの中で、最も成長したのは誰だと思いますか?

リウ:僕はウナクだと思います。彼はついこの間まで高校生だったけれど、もうすぐ20歳になります。年齢だけでなくメンタルも大きく成長したと思います。

ウナク:初めてみんなに会った時、僕は中学2年生でした。そのころは髪がすごく短くて、2ミリくらいしかなかったです。でも今は髪も伸びて、背も高くなりました。

イハン:本当に色んな面で成長したね。

―今までリリースした曲の中で、今回の新曲も含めて、どれが一番好きですか? もし選ぶなら僕は「Gonna Be a Rock」や「So let’s go see the stars」が好きです。

ソンホ:「Nice Guy」はどう?(笑)



ーその曲も好きです!

イハン:僕は「l i f e i s c h o o l」です。アウトロの部分に自分が参加しているので特にお気に入りです。

ソンホ:イハンはどの曲にもパートがあるじゃない(笑)。

ジェヒョン:個人的には、『19.99』に収録されている「20」が一番好きです。その曲を聴いていると歌詞に共感して、自分自身も元気が出ます。

ソンホ:僕もたくさんあるけど、「But Sometimes」や「Nice Guy」、そして「Gonna Be a Rock」、「So let’s go see the stars」が好きです。「But Sometimes」は、それまでの曲とは違う一面を見せた曲で、制作していてとても楽しかった思い出があります。それが特別な理由ですね。他の3曲は、音楽性の面でとても気に入っているので、お気に入りになったのだと思います。

リウ:僕は「400 Years」が好きです。

ソンホ:ファンソング(ファンに向けた歌詞が含まれている楽曲)だね。

リウ:ONEDOOR(BOYNEXTDOORのファンの愛称)と一緒にいる気分になるので、一番好きです。

ウナク:僕は「Nice Guy」と「Serenade」が好きです。「Nice Guy」は自分の歌詞が一番多く含まれている曲だからです(笑)。そして「Serenade」は、歌っていて楽しい曲ですね。



テサン:選ぶのが難しいですが、今日の気分だと「So let’s go see the stars」がお気に入りです。特に2番のパートがとてもいい感じに仕上がったので好きです。



Translated by Minori Tsuneta

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