VIGUメンバー&音楽制作チームが語る、「アイドル」ではない新時代の楽曲

VIGU

「MY HERO PROJECT」の第2弾として、4人組ガールズグループ・VIGUの結成が発表、10月17日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて初ライブが行われる。

「アイドル」、「ヒロイン」では無い、新時代のアーティスト・等身大の“HERO”を世界に発信するプロジェクト「MY HERO PROJECT」。第一弾としてデビューした6人組ガールズグループRIRYDAYに続く形でデビューするVIGUは、有名サバイバルオーディション番組を経験したHONO(黒川穂香)、AYA(藤本彩花)、YUME(YUMEKO)、そして著名アーティストのバックダンサーとして活躍したRAREの4名組。「この人生はわたしが選ぶし、好きな人もモノも、わたしが選ぶ」「すべての垣根や既成概念を破壊し、すべてを繋げる」というメッセージを体現し、パンクとヒップホップを融合させた攻撃的なサウンドを武器に、 “BADASSで新しいガールクラッシュ”を表現していく。

10月にはプレデビュー曲「Breaking Bud」「Walking Dead」のリリースを予定しているVIGU。楽曲リリースを前に、INIやMOMOLANDの楽曲なども手掛けているサウンドプロデューサーのBull$EyE、Born.Crush、メンバーに集まってもらい、彼女たちが目指しているサウンドについて話を聞いた。なお、通訳はメンバーのAYAが行なった。

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―「MY HERO PROJECT」は、韓国在住のサウンドプロデューサーBull$EyEさんと、日本在住のプロデューサーBorn.Crushさんがタッグを組んで楽曲制作をしていますよね。どうして、このようなタッグが誕生したんでしょう?

Born.Crush:「MY HERO PROJECT」が始まる前、僕は日本の著名な職業作家やミュージシャンの方々、エンジニアの方と仕事をたくさんやってきたんですけど、やりたいことは大体やり尽くしてしまったんです。ミックス、マスタリング、アレンジ、楽曲制作を含めて、これ以上、日本の味付けだけじゃ表現したいことはできないと思ったというか。自分は洋楽とかK-POPなど進化しているサウンドを常に追っていたし、それに近づく進化したものを作りたかった。ただ毎回、最先端のものを作っても大体早すぎるというか、伝わりきらない部分も多かったので、現代にジャストした音楽を作ってみようと思って。基本的には、進化した音楽を作りたいというのが根本にはあります。

Bull$EyE:私も、Born.Crushさんからたくさん学ばせてもらっています。


Bull$EyE

Born.Crush:で、誰とやりたいかと思った時、サバイバル番組もそうだし、INIの楽曲や、Bull$EyEの作ってきたいろんな楽曲が、僕の表現したい音楽に近いなと思って。連絡先もわからなかったけど、調べて直接連絡してみたんです。初めて音楽を聞いて、自分が表現したいものができると思って想いを伝えました。

Bull$EyE:本当にありがとうございます。

Born.Crush:そうして一緒にタッグを組むことになったんですけど、そもそもBull$EyEと新しい音楽を作りたいというのがはじまりだったので、どういうグループを作るかはその時点でまだ決まっていなくて。様々なセッションをした上で最初に完成したのが、今世に出ているRIRYDAYの楽曲なんです。RIRYDAYに関しては彼女たちのために書き下ろした曲はまだ1曲もなく、プレデビュー期間で何がジャストするか、正式デビューの際にグループ自体どういうサウンドがベストかを探りながら制作しています。今後ガラリと変わる可能性が高く、実験的な音楽を作っている、というのが正しいですね。

―まず楽曲があって、そのあとにRIRYDAYとVIGUというグループが誕生していったんですね。

Born.Crush:VIGUというプロジェクトは、さらに作りたい音楽の精度を高めていたものになっています。今年の夏、どういうものを作るか韓国に行ってBull$EyEと会うタイミングがあったんですけど、飛行機で韓国に向かっている途中に、事務所の社長さんとVIGUを作ろう!と決意して。僕とBull$EyEが作る音楽を、具現化できるメンバーは誰なんだ?ってところから、彼とも会話して。それで集まったのが、VIGUの4人なんです。

Bull$EyE:Born.Crushは、VIGUが大好きだよ。

メンバー:ありがとうございます!

Rolling Stone Japan 編集部

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