名門ソウル・レーベル傘下のWickから、ニューヨークのロック・バンドがデビュー・アルバムをリリースする。
ニューヨークのレトロ・ロック・バンド、ミステリー・ライツは、近く発売予定のセルフタイトル・デビュー・アルバムから、ファズの効いた魅惑的な新曲『Follow Me Home』を公開した。
ギタリストのマイク・ブランドンとL.A.ソラーノによる催眠状態のように絡み合ったリフに支えられ、『Follow Me Home』はガタガタ音を立て、完全にサイケデリックな幻覚状態へと喜んで突入しそうな雰囲気だ。だが、耳障りで雑音だらけのブランドンのヴォーカルとこの曲の少しポップなメロディは、60年代のガレージ・ロックや荒削りなニューヨーク・パンクの伝統にしっかりと根差したものである。
ミステリー・ライツは、ダップトーンのHouse Of Soulスタジオでレコーディングを行い、このソウル・レーベルが新設したロック・レーベルWickから、6月24日にアルバムをリリースする予定である。このアルバムは、Wick初のオフィシャル・リリース作であるミステリー・ライツのシングル『Too Many Girls / Too Tough to Bear』の後続作品となる。
ダップトーンの共同オーナー、ニール・シュガーマンはローリングストーン誌に対し、「私たちダップトーンはソウル・ミュージックをやってきたが、ロックンロールを手がけるWickに期待を寄せている」と語っている。