『グレイテスト・ショーマン』主演、ヒュー・ジャックマンが大規模なコンサートツアーを敢行

数々の新記録を打ち立てたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』で、主演俳優を演じたヒュー・ジャックマン。(Photo by Gabriel Maseda/NurPhoto via Getty Images)

昨年12月に劇場公開されて以来、興行成績ランキングや音楽チャートの記録を次々と破ってきた『グレイテスト・ショーマン』。映画の大ヒット御礼を受け、主演のヒュー・ジャックマンが大規模なワールドツアーに乗り出す。

ジャックマンは11月29日、アリーナツアーの詳細を発表した。ツアータイトルは、『ザ・マン、ザ・ミュージック、ザ・ショウ』。ツアーでは他のミュージカル作品の曲も歌われる予定だが、目玉はなんといっても『グレイテスト・ショーマン』。トニー賞受賞者のジャックマンは、オーケストラの生演奏に合わせ、『グレイテスト・ショーマン』や『レ・ミゼラブル』などブロードウェイや映画の名曲を歌い上げる。2019年5月19日からヨーロッパとイギリスで12公演行った後、6月18日からは北米で24公演行う予定だ。

『グレイテスト・ショーマン』が打ち立てた数々の記録の中でも特に注目に値するのは、音楽業界での功績だろう。映画公開から数週間後、『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラックはビルボード・アルバムチャートでNo.1に踊り出ると、その後しぶとく首位の座をキープした。30週以上トップ10圏内にランクインしたサントラアルバムは、この作品を含め過去たったの7枚。ニールセン・ミュージックの調査によれば、今年アメリカでリリースされたアルバムで最高セールスをあげたという。

イギリスでも、アデルの『21』やビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』級のセールスを記録。この勢いを逃すまいと、アトランティック・レコーズは11月上旬、P!NKやKesha、ミッシー・エリオット、パニック!アット・ザ・ディスコらが参加する、サントラのカバーアルバムをリリースした。サントラのオリジナル盤もドレイクやポスト・マローンと肩を並べるほどのヒット作となり、アトランティックのケビン・ウィーヴァー社長は「ますますこの作品に期待したい」とコメント。現時点まで、映画にまつわるあらゆるものが当たっている状況を考えれば、ジャックマンのコンサートツアーも大成功間違いなしとみていいだろう。

Translated by Akiko Kato

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