BiSHリンリンが語るモー娘。への愛情「自分と同世代の子たちが20年の歴史を背負っている」

時代が変わっても一人ひとりに物語がある

ライブを観てるときは自分の好きな子をずっと目で追ってます。あとは名前を呼んだり曲中の歌詞をコールしたり。「One・Two・Three」だったら「One」とか「Two」とか「Three」のときにみんなでジャンプしたり、「わがまま 気のまま 愛のジョーク」もみんなで最後叫んだりとか。あとBiSHに入ってからはステージ上のメンバーの動きを追ってしまいますね。歌割りが少ないメンバーってとにかく移動距離が多いんですよ。ただ単に可愛いから追っかけていたのが、「実はあんなに動き回っていたんだ!」っていうふうに見方が変わりました。ステージには階段もあるから大変だろうなとか。

モーニング娘。’19のライブで自分がマネしたいと思ってるポイントは、表情とかマイクの持ち方とかですね。「オイ! オイ!」って煽るマイク一つ取っても、めっちゃ客席に向けてくれてる感があるんです。一個一個の動作にすごくこだわっているし、表情も完璧。いつ誰を見ても間違いないですし、「モーニング娘。’19で一つになろう」という気持ちがステージでちゃんと表現されている。

私は武道館コンサートにも行くので、例えば曲の1番と2番で客席への向きを変えたりとか、センターステージならではの見せ方も好きなんです。だからBiSHで去年幕張メッセでセンターステージを使ってライブをしたとき、「プロミスザスター」でまさに同じようなことをやってみました。ハシヤスメ(・アツコ)も「私もそんな感じでやりたい」って言ってくれて。そもそも私はアイドルが好きだから、BiSHのなかでも特に可愛い曲が好きなんです。「DA DANCE!!」「VOMiT SONG」「パール」とか。ずっとニコニコしていられるような曲ですね。そういう曲をライブでやるときは“ハロプロにいる自分”みたいな気持ちでやってます。キャピキャピしてる気分というか。

モーニング娘。’19を引っ張っている子たちは私と同世代なんです。自分と同い年くらいの子たちが、20年の歴史を背負って頑張っている。人気をずっと維持していて、今も武道館でコンサートが続けられるって凄いです。メンバーには加入と卒業の繰り返しがあって、一人ひとりに物語がありますよね。かえでぃーさん(加賀楓)の加入が武道館で発表されたとき、私は客席にいたんですけど、研修生時代からかえでぃーさんをずっと知ってたから、私も大泣きしてしまって。このまま研修生で終わってしまうんじゃないかと思っていたので、本当によかったなって。あと、小田さくらちゃんがオーディションで歌った「Be Alive」もめっちゃ感動して、それをきっかけに「Be Alive」が大好きになったし、時代が変わっても一人ひとりに物語があって、モーニング娘。に愛情を注いでるのが伝わるんです。

今はフォーメーションダンスという武器もあるから、グループが一つになってるっていう一体感もすごく感じます。それに昔も今もトークは面白いですし、いじられキャラ、ぶりっ子キャラ、しっかり者のキャラとか、ちょっと抜けてるキャラとか、きれいに色分けされてますよね。そういうところも含めて、いつの時代もめっちゃモーニング娘。が好きです。


ピンポス(ピンナップポスター)、生写真、タオル、Tシャツ、ツーショットのチェキ、ファンクラブ限定プレゼントで当選した佐藤優樹の直筆サイン入りチェキ(リンリンいわく「これが一番のお宝だと思う」)など、これまでに収集したグッズの一部。

リンリン
楽器を持たないパンクバンド、BiSHのメンバー。2015年8月加入。昨年12月、幕張メッセ9・10・11ホールでBiSH史上最大規模のワンマン公演 “THE NUDE”を開催。7月3日にはメジャー3rdアルバム『CARROTS and STiCKS』がリリースされる。
https://www.bish.tokyo/



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