アカデミー賞、作品と視聴者の多様性を反映させた新たな受賞基準を発表

2022年、2023年の第94回、95回アカデミー賞においては従来の基準で応募作を選考する。2024年の第96回からは、今回発表された新たな基準が用いられる。現状では、その他の部門賞は新基準に倣っていない。

映画芸術科学アカデミー会長のデイヴィッド・ルービンとCEOのドーン・ハドソンは、合同の声明で「作品の制作、そして視聴者の人種的な多様性を反映させるためには門戸を広くしなければならない。アカデミーはこれを実現させるために重要な役割を担おうとしています」、「これらの新たな受賞基準が、私たちの産業に今後長く影響する本質的な変化を起こすでしょう」と、述べた。

この新基準は、アカデミー会員のデヴォン・フランクリン、ジム・ジャノプロスらからなる特別委員会により採択された。選定の際の参考となったのは、英国映画協会による英国アカデミー賞の特定のカテゴリで用いられる助成金、運営の適格性を決める基準、さらに全米製作者組合も参考にしたとのこと。


From:Oscars Announce New Diversity and Inclusion Standards for Best Picture Eligibility

Translated by Kohei Ebina

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