革命を起こした殿堂入りギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンが65歳で逝去

エディ・ヴァン・ヘイレン’(Photo by Ebet Roberts/Getty Images)

革命を起こしたロックの殿堂入りギタリストであるエディ・ヴァン・ヘイレンが、がんの長い闘病の末に、現地時間10月6日に亡くなった。

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エディ・ヴァン・ヘイレンは、伝説的なギターの革新者であり、50年間にわたってバンド「ヴァン・ヘイレン」、3人のリード・シンガーを率い、ロック史に残る偉大なプレイヤーの一人としての地位を確立した。ギターの名手、エディ・ヴァン・ヘイレンは、がんとの長い闘病生活の末、現地時間10月6日に亡くなった。享年65歳だった。

「こんなことを書かなければならないなんて信じられないけど、私の父、エドワード・ローデワイク・ヴァン・ヘイレンは、今朝がんとの長い苦しい闘いの末に亡くなりました」と、息子のヴォルフガング・ヴァン・ヘイレンはTwitterで発表した。「彼は最高の父親でした。ステージの上でもステージの外でも、父と過ごしたすべての瞬間は、まさに贈り物だった。私はとても傷ついているし、この喪失感から完全に立ち直ることはできないだろう」と、語っている。

「心が折れて、言葉が出ない」と、サミー・ヘイガーは付け加え 「家族に愛を込めて」と、綴った。

エディ・ヴァン・ヘイレンの多大なる影響力がなければ、1970年代後半以降のハードロックは、想像を絶するほど違った進化を遂げていたことだろう。彼が両手タッピング奏法を発明したわけではないが、練習を重ね、完璧なタッピングの技を世に知らしめた。ギターを完全にマスターしていたにもかかわらず、楽譜を読むことはできなかった。

「音階も音楽理論も知らないし、どうでもいいんだ」と、1980年のインタビューでローリングストーン誌に語っている。「街で一番速く弾くギタリストとして見られたくないし、ガンマンみたいに競技会で相手を打ち負かしたいと準備してる奴だとも思われたくないんだ。ロックンロール・ギターは、ブルース・ギターと同じように、メロディ、スピード、テイストがあるべきだし、それ以上に重要なのは、感情があるべきだということだ。俺は、自分のギタープレイで人々に何かを感じさせたいと思っているんだよ」と、語っていた。

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From Rolling Stone US

Translated by Rolling Stone Japan

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