吉田豪が選ぶ2020年の年間ベストソング

8.OKAMOMO’S「アイアムモモ」

でんぱ組を抜けてリリースがなくなった後もCMソングとかでボクのベスト10にはランクインし続ける、最上もが。これもOKAMOTO’SとのコラボでSo-net=ポストペットのモモをモチーフにした動画に出演したときの曲なんですけど、適度に力が抜けたヴォーカルとバンドサウンドのバランスが絶妙。なお、最上もがは久しぶりに音源も配信リリースしたんですけど、その作曲が小林泉美なことにも驚きました。歌手活動もっとやって欲しい。



9.後藤輝基「悲しみSWING」

ブランキーと長渕剛が好きなフットボールアワー後藤さんが、藤井隆さんのレーベルのコンピで、本田美奈子をカバー。しかも「孤独なハリケーン」と「あなたと、熱帯」の間にリリースされた、あまり印象に残ってない87年作品が、スカート澤部渡さんのアレンジで大人の色気を感じるAORに。マジ歌のとき以上にマジ!



10.高野政所「ドルショック竹下のMADBeatz」

シングルマザーの漫画家・ドルショック竹下先生が、高野政所さんにに自腹で1万4200円支払って、「自分のゆきずりのセックス音声を元にMADBeatzを制作してほしい」とオファー。その結果、音も映像も心底くだらない仕上がりになっていて、バズりはしたけど音楽的に評価する人は皆無みたいだから、ここで評価しておきます。最高。


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