NFTアートの新たな未来「The Heart Project」、クリエイターによるクリエイターのためのコミュニティ

「コラボレーションをしてオーナーシップを持てるというのは、面白い実験」

―The Heart Projectはどのようなクリエイティブ・スタジオになるんですか?

エイデン このプロジェクトの中で、クリエイティブな人たちとコラボレートして、新しい楽曲やミュージックビデオ、本、アパレルなどを作ることができる。出来た作品をリリースしたり、売ったりして、そこで得られる利益をコミュニティのウォレットに貯めて、さらにクリエイティブなプロジェクトに取り組むという感じだ。アーティストやクリエイターにとっては全く新しいプラットフォームになると思うよ。僕たちが信じているのはただ単純に良いアイデアであって、チャンスになるようなアイデアがあった時に、それを実現できるプラットフォームが欲しかったんだ。そのプラットフォームをみんなに提供して、楽しいことをやってもらって、そこから得られる利益の恩恵を受けてほしいんだ。


The Heart Projectが公開しているロードマップ

―ハート・ホルダーになるためにはどうしたら良いのですか? また、ハート・ホルダーになったら何ができるのですか?

エイデン ハート・ホルダーになるためには、僕らがドロップしたハートを1個でも保有してくれればいい。そうすればこのプロジェクト、このコミュニティにアクセスできる。ハート・ホルダーになったら、いろいろなことができるよ。いろいろなマーチャンダイズにアクセスできるし、世界中で行われるリアル・イベントにも、メタバースのイベントにも参加ができる。だけど、もっと重要なのは、クリエイティブに参加ができるということなんだ。僕たちは音楽も作るし、ミュージックビデオも作るし、アパレルもシューズも作る。その時に、これから出てくるような新進気鋭のアーティストともコラボレーションができるし、僕たちのコミュニティには世界的にもビッグなアーティストも参加してるから、彼らとのコラボレーションもできるし、彼らのモノ作りのやり方を学ぶこともできる。ブランドとのコラボレーションだってできるよ。それに、自分からコミュニティにプロジェクトを売り込むことだってできる。もしコミュニティがそのプロジェクトを気に入ったら、ちゃんと形になるように協力もしてくれるんだ。

コミュニティの協力で作った初のミュージックビデオ。アーティストはPrentiss

―プロジェクト内のクリエイティブに関われるということですね。

ギャレット 例えば、Benny Blanco、Lil Dickyと楽曲を作るコラボレーションでは、ハート・ホルダーがメロディ、ビートのループ、ギター、何でもいいんだけど、楽曲の制作に貢献できた場合、楽曲の原盤権と出版権の一部を持つことができるんだ。さらに例えば、その楽曲をTV局がライセンス使用した場合、オーナーシップを持つハート・ホルダーにはブロックチェーンですぐに報酬が支払われるという、今までにはなかったようなことが起こる。ある意味、コラボレーションをしてオーナーシップを持てるというのは、面白い実験みたいなものになるね。

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