『シャン・チー』主演のシム・リウ、普通でない道のりを記した回想録を出版

本作はまた、リウとその両親との和解の物語でもある。リウの両親は、物心つく前の彼を中国の祖父母の元に残し、より良い環境を作るためにカナダへ移民した。リウがトロントで家族と再び集まった時に彼は4歳、文化や言語、価値観の違いなどから、リウと両親の心には溝ができていた。最近になってからは、リウのソーシャルメディアアカウント上に彼の両親が頻繁に登場する。本作の執筆にあたり、自分たちの道のりを家族で語り合う時間が多かったようだ。

本作のプレスリリースで彼は「これは私が皆さんに向けて贈りたい物語です。より良い生活を求め、海を渡り中国から北アメリカにやってきた私たち3人の小さな家族の物語、文化の違いによる衝突やジェネレーションギャップなど、家族の絆を引き裂きかけたいくつもの困難の物語、お互いを傷つけあいながらそれでも生き延びてきた不完全な家族の物語です」と語った。

リウが昨年6月に本作の出版を発表した際、Twitterに「本を書きました」とコメントしただけだったが、先日の発表では、オリヴィア・マンや、カナダ人俳優で同じくスーパーヒーローを演じたライアン・レイノルズ、『シャン・チー』で共演したロニー・チェンらが表紙にコメントを寄せていることが明らかになった。

本作『We Were Dreamers: An Immigrant Superhero Origin Story』は2021年5月3日に発売予定、現在Amazonで予約を受け付けている。

From:‘Shang-Chi’ Star Simu Liu Says New Memoir Is An ‘Immigrant Superhero Origin Story’

Translated by Kazuhiro Ouchi

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