Doping Panda、ラスト・ライブから10年ぶりに再結成 聖地より再始動開始

そこから「It’s my life」「Candy House」の2曲を経て、ライブをいったん止め、3人でファンクラブ会員用のネットラジオ用のトークの時間。グッズ紹介や、今回のレコーディングの話や、アマチュア時代の話などでオーディエンスをしばし和ませる。



その後、演奏に戻るタイミングで、Hayatoが「『Imagine』、もう一回やらない? だって次やるのはもうツアーの時だよ?」と提案し、急遽「Imagine」をもう一度、フルコーラスやる。

そして、「The way to you」「Crazy」の2曲で再度オーディエンスに火を付け、本編が終了。さらにアンコールで「GAME」を追加し、全14曲のライブは終了した。

「MIRACLE」や「Crazy」等々の、歴代のライブ・アンセムの数々を久々に生で聴けることが、シンプルにうれしかったし、ブランクを感じさせない3人のプレイを、喜ばしくも感じた。



「Imagine」は、初披露だけあって、あと精密なアンサンブルを必要とするアレンジの曲なこともあって、正直、Hayatoがやり直したくなったのもわかる感じの出来だったが、二度目は、目に見えて良くなっていた。

解散前は、MCは、ほぼFurukawaひとりで担っていたが、ラジオ収録時はHayatoが中心になってトークを回している、という、以前との変化にも驚いた。あと、そこで明かされるタロティ(Taro Houjou/Ba)の天然エピソードの数々には、いちいち爆笑させられた。

と、興奮するポイントも、感動するポイントも、笑えるポイントも、多々あったステージだったが、それらと同じくらい強く印象に残ったのは、ここに集まった100人のオーディエンスによる、拍手の大きさだった。



コロナ禍で、ライブが感染予防のため声出しNGになって以降、あちこちの会場で、相当の数のライブを観て来たつもりだが、その中でも屈指だった、と言っていい。

開演前、Furukawaが選曲した(と、後のラジオ収録コーナーで言っていた)BGMが止まって、SEに切り替わる、その一瞬の間でもう大拍手が起こる。3人が登場して持ち場に付き、SEの「Doping Panda」のひとことでまた大拍手、その拍手がSEをかき消す勢いで続く。そして、1曲目「Mr.Superman」のイントロに合わせてハンドクラップが始まる。

Photo by Rui Hashimoto

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE