カート・コバーン、「Smells Like Teen Spirit」で弾いたギターが競売へ

「世界中のあらゆるギターで一番好き」

いわゆる「Competition Stripe」のバリエーションは、ムスタング・ギターとベースの両方に用意されており、ショートスケールの愛好家の間で非常に人気がある楽器。60年代と70年代のオリジナル・モデルは、定期的に数千ドルの価格で売られている。

「世界中のあらゆるギターの中で、Fender Mustangが一番好きだ」と、コバーンは1991年のGuitar Worldのインタビューで語っている。「安物で全く効率が悪いし、音もクソみたいだし、すごく小さいし」

Fender Mustangに加えて、コバーンはもう一つのFenderオフセットであるJaguarに頻繁に惹かれていた。JaguarとMustangの両方への愛着から、コバーンは1993年にフェンダー・カスタムショップと共同でハイブリッドJag-Stangを製作し、このモデルは今日まで生産され続けている。

入札は、5月20日〜22日までNYタイムズスクエアにあるハードロックカフェで行われる。ただ、グランジの歴史の一片を手に入れるために、苦労して稼いだお金を払おうとしているファンは、運が悪いと思うかもしれない。AP通信によると、アーセイはこのギターの所有権を維持するために、200万ドルで入札するつもりだという。ふむ、まあ、気にしないことにしよう(never mind)。

【関連記事】ニルヴァーナ「Smells Like Teen Spirit」がすべてを変えた夜


From Rolling Stone US.

Translated by Rolling Stone Japan

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE