全員70歳の新人バンド・SKYEが初ツアー完走、荒井由実、奥田民生、尾崎亜美も参加

ここでステージには再び、荒井、奥田、尾崎の3人がジョイン。荒井はこのメンバーを見て「こうやって、ありえない取り合わせが揃うと、フェスのようですね!」と感激。松任谷から「最初にお話したように、このショウでしか見られないのをいくつか用意しました。次の曲でみなさんがリラックスしてくれないと、ボクの立場がないんです」と話すと、奥田は「名古屋、大阪ではこの曲をきっかけにお客さんと打ち解ける感はありましたしね」と受け、演奏されたのは「アジアの純真〜これが私の生きる道〜渚にまつわるエトセトラ」と続くPuffyメドレー。ご本家のAmiYumiならぬ、尾崎&荒井版での"亜美由実"の登場に客席もオール・スタンディングで応える。圧巻は後半。各々がひとつの曲の中で「アジア〜」「これが私の〜」「渚にまつわる〜」の歌詞を歌うマッシュ・アップを披露。奥田が「隣に釣られないよう気を使った」というほど、超高等テクニックだが、見事にこれを決め、エンディングになだれ込む。ラストは小原の「コロナに負けず突っ走りましょう!」と新アルバムのリード曲「ISOLATION」。豪快なロックンロール・ブギで場内をヒートアップさせ、そのまま奥田の「マシマロ」、尾崎の松田聖子提供曲「天使のウィンク」に荒井由実の「14番目の月」をメドレーで畳み掛け、最後は「ISOLATION」に戻って、大きな拍手の中、本編はここで終了。

アンコールでは荒井由実と一緒にエバーグリーン・ナンバーの「卒業写真」を演奏。小原から「2021年10月にCDデビューが出来て、2022年にこんなにたくさんのお客さんに来てもらって、素晴らしいアーティストの人たちと一緒に出来るなんて感無量です。幸せな気持ちがずっと続くように、もう1曲」とSKYEのメンバーだけで壮大なナンバー「Always」を演奏。ここでメンバーはステージを降りるも、観客の拍手は鳴り止まずセカンド・アンコールに応える。松任谷正隆から「このツアーの事、今夜のことは一生忘れないと思います」とアルバムのラストに収められたバラード曲「BLUE ANGELS」を歌い、2時間20分超に及んだSKYEのツアー最終日を締めた。

SKYEは、本日7月29日(金)にFUJI ROCK FESTIVAL ’22に出演。また、この日の模様はスペースシャワーTVにて9月30日(金)20:00より放送される。



SKYE TOUR 2022

2022年7月26日(火)Bunkamura オーチャードホール
セットリスト
1. Less Is More
2. Dear M
3. Daydream
4. Reach Out To The Sky
5. どちらのOthello
6. BEEF / with 奥田民生
7. イージュー★ライダー / with 奥田民生
8. さすらい/ with 奥田民生、尾崎亜美
9. 私は何色 / with 尾崎亜美
10. 初恋の通り雨 / with 尾崎亜美
11. マイ・ピュア・レディ / with 尾崎亜美
12. 返事はいらない / with 荒井由実
13. あの日にかえりたい/ with 荒井由実
14. Hong Kong Night Sight / with 荒井由実
15. ちぎれ雲
16. 川辺にて
17. マイミステイク
18. Puffyメドレー / with 奥田民生、尾崎亜美、荒井由実
19. ISOLATION〜マシマロ〜天使のウィンク〜14番目の月 / with 奥田民生、尾崎亜美、荒井由実
ENCORE
20.卒業写真 with 荒井由実
21.Always
22.BLUE ANGELS 

HP:https://columbia.jp/artist-info/skye/

Rolling Stone Japan 編集部

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