KANDYTOWN、ソリッドなラップが交錯するドープな空間

KANDYTOWN(Photo by Shunsuke Kondo)

先日開催された「Rolling Stone Japan LIVE 5th ANNIVERSARY SPECIAL」。KANDYTOWNのライブレポートをお届けする。

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ドラマチックな「Blue Verse」が流れ、続く「Sunday Drive」のイントロと共にKANDYTOWNのMCらがステージへと姿を現す。楽曲が変わっていくと同時に、新たなメンツがステージ上に現れていき、暗い照明も相まって、楽曲のヴァースがキックされるにつれてジワジワとKANDYTOWNの輪郭が浮かび上がってくるような印象を受けた。

人気楽曲「Paper Chase」ではウータン・クラン「C.R.E.A.M.」のビートを使い、アリーナ中をさらにドープでタフな空気へと塗り替えるKANDYTOWN。おそらく、この日で1番ハードなビートが鳴り響いた瞬間だったのではと思う。それまで青く照らされていたステージが真っ赤な照明に変わると共に「Few Colors」「METHOD」「Prove」と次々と楽曲を展開していく。

各々が披露するラップのスタイルはとことんソリッドで、引き込むようなRyohuのラップ、抜群の安定感を見せるMUD とNeetz、ラフな勢いが溢れるGottz……と、それぞれの良さを挙げていくとキリがない。ライブが進むにつれ、花道を歩きながら「PROGRESS」を披露し、「Last Week」では、IOがフックを歌い、冒頭とはまた違う熱気が会場を包んでいく。「Local Area」に続いては、KEIJU名義のソロ楽曲「Hold You Down」を披露。KEIJUのマイクのノリの良さは随一だ。ファンク色の濃いビートが映える「R.T.N」は、KANDYTOWNの1st アルバムからの人気楽曲。この日のライブに先駆けて、秋には『LAST ALBUM』と銘打つ新作のリリースを発表した彼らだが、こうして改めて初期の楽曲を聴くと自然と感慨深い気持ちになる。ライブ終盤はGottzの人気曲「SUNSET」で一気にメランコリックなムードへ。クライマックスは「One More Dance」をパフォーム。最後を飾るHolly Qのヴァースがノスタルジックな興奮を呼ぶ。最後までクールにキメたままステージを去っていくKANDYTOWNのメンバーたち。花道を歩く彼らの背中が眩しく見えた。



<SETLIST>

1. Blue Verse (INTRO)
2. Sunday Drive
3. Paper Chase
4. Few Colors
5. METHOD
6. Prove
7. PROGRESS
8. Last Week
9. Local Area
10. Hold You Down
11. R.T.N.
12. SUNSET
13. One More Dance

<配信チケットご購入は10日AM10時まで>

TICKET:4500円(TAX IN)
販売期間:~9/10(土)10:00
アーカイブ視聴期間:~9/10(土)21:00

【Streaming+】
購入➡︎ https://eplus.jp/sf/detail/3675330001

【Stagecrowd】
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