all at onceが更なる飛躍をファンに誓った、初アコースティックライブツアー



ギターの坂本が一旦退出しPiano ver.で届けられたのは、名優・宝田明さんが出演した最後の作品となった映画「世の中にたえて桜のなかりせば」の主題歌「蒼空」。楽曲の発表からこれまでの様々な想いを経て、一つ一つの言葉や美しい旋律を大切に披露した。そしてピアノ高島と入れ替わって再度ステージに登場した坂本とともに、みんなでHAPPYになれる曲として「23:59」を伸びやかな歌声で届けた。

次に始まったのは、公式Twitterで募集したカバー曲タイム。リクエストされた楽曲から、東京公演はいきものがかり「笑顔」を披露したが、大阪公演では米米CLUBの「浪漫飛行」を歌い、それぞれの公演に訪れたファンを楽しませた。

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お楽しみコーナーの後は、約3年前、コロナ禍の初期にリリースされたall at onceの始まりの1曲「12cm」、そしてファンに向けた楽曲「Make it better」を披露。誰もが経験したことのない不安の連続だった日々を周囲に支えられながら乗り越え、この時間、集まったファンと一緒に音楽を楽しめる幸せを噛み締めながら歌う姿が印象的だった。

本編も終わりに差し掛かり、ついにツアータイトル曲「プレイメーカー」を披露。Da-iCEの大野雄大をフィーチャリングに迎え、アニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマとして制作された楽曲。インタビューの度に3人全員が口にするほど難易度の高い曲だが、”アニキ”と慕う大野から学び吸収した歌声で、この日は2人で力強く届けた。そして本編ラストは「Mission to the moon」。総立ちのファンとともに身体を揺らして盛り上がった。

アコースティックライブながら熱く盛り上がった会場に迎えられたアンコールで、「Take mo’ Chance」を披露した後、ITSUKIによるMCで、3日後に誕生日を迎えるNARITOをサプライズで祝福。「来年は恩返しする一年にします」という24歳の決意表明後、ツアーが終わる名残惜しさを抱えながら、西島秀俊主演ドラマ「シェフは名探偵」のオープニング主題歌として人気の「マカロン」を紹介、会場中の手拍子を受けながら笑顔で歌い切り、“突っ走って止まることなく皆さんの前で歌い続けます!”という熱い誓いでライブを終えた。



<ライブ情報>

「all at once acoustic live tour 2022 〜プレイメーカー〜」

2022年11月5日(土)東京・赤羽ReNY alpha
2022年11月12日(土)大阪・BananaHall
=セットリスト=
1. 年をかさねて
2. 雨上がり架かる虹
3. JUST BELIEVE YOU
4. RIVALS
5. オーバーライド
6. 星合
7. 蒼空
8. 23:59
9. 浪漫飛行/米米CLUBカバー
10. 12cm
11. Make It better
12. プレイメーカー
13. Mission to the moon
EN1. Take mo’ chance
EN2. マカロン

「all at once live tour 2023」

2023年4月15日(土)愛知・名古屋SPADE BOX
2023年4月16日(日)大阪・Banana Hall
2023年4月22日(土)東京・Veats Shibuya

all at once HP:https://aao.beinggiza.com

Rolling Stone Japan 編集部

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