東京発・現役大学生の次世代ソウルバンド、Billyrromが語る音楽ルーツ

Billyrrom

Mol(Vo)、Rin(Gt)、Taiseiwatabiki(Ba)、 Shunsuke(Dr)、Leno(Key/Syn)、Yuta Hara(DJ/VJ)の6人から成る新鋭バンド・Billyrrom(ビリーロム)。2020年に東京都町田市出身のメンバーで結成し、今、東京のライブハウス・シーンにおいて急速に頭角をあらわしている。躍動する彼らが解き放つロックを経由したソウルフルでファンクネスなサウンドの独創的なポップスは、国内にとどまらず海外リスナーの耳にも届いており、じわじわと話題を呼んでいる。今回のインタビューでは、彼らのルーツから3作連続でリリースされるシングル楽曲の制作プロセスについてなど赤裸々に語ってもらった。

ー「Danceless Island」のMVを拝見して、またすごいバンドが出てきたなという率直な感想を抱きました。まだデビューして間もないのにバンドの出す音が洗練されていて、バンドの美学も確立されていると感じました。MVの制作はどのように進めていったんですか?

Mol:映像集団「YUKIKAZE」の監督・間宮光駿と1年くらい前にちょうど知り合う機会がありまして、来年あたりにこの曲でMV出したいという話をしたんです。曲のコンセプトを共有して、お互いにイメージをどんどん擦り合わせて作っていきました。僕らのスタンスとして撮ってくれる人の味を映像に出したいと思っていたんですけど、この作品ではうまい具合に僕たちの良さと映像の良さが引き出されていて、納得のいくものになったと思います。



ー映像の質感から、80’sっぽいキラキラした世界観を感じました。

Mol:後半にいくに連れて映像のフィルターや色味が変わっていくんですけど、それも曲のコンセプトとリンクしています。この曲はラスサビで押さえ込まれた感情みたいなものが爆発するというテーマがあるんですけど、それが映像にもちゃんと表されていると思います。YouTubeのコメント欄を見ても伝わっている人がいるみたいで、思惑通りでしたね(笑)。

Leno:当初企画の段階で1個の案として、ミラーボールがあってダンサーがめちゃくちゃ踊るみたいな、それこそ80年代のディスコライクな雰囲気を出そうっていう話もあって。でも今それをやってもちょっとやりすぎかなと思って、もう少し現代的でかつ俺らの持つカラーを組み合わせたらこういう感じなりました。

Rolling Stone Japan 編集部

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