EXILE、ATSUSHIが完全復活宣言を告げた初の有観客クリスマスライブ


バンドセッションを挟んで迎えた本編後半は、「あなたへ」や「HOLY NIGHT」といったウィンターソングが彩る。TAKAHIROのロングトーンを合図に会場全体がクリスマスカラーに染まり、オールメンバーで「LAST CHRISTMAS」を披露する場面は、まるで魔法がかかったかのようだ。メンバーたちはイルミネーションさながらの煌びやかな衣装に着替え、フロートに乗り込むと、EXILEの定番クリスマスソング「I Believe」と共に“スペシャルなひと時”をプレゼントしていく。そこから、まさに“全然頭から離れない”クセになるダンスチューン「Ki・mi・ni・mu・chu」と、粉雪ならぬ金色の紙吹雪が舞い、“ゴールドクリスマス”状態となった「銀河鉄道999」が続いて賑やかなエンディングに。最後は観客一人ひとりの幸せな未来を願って「愛すべき未来へ」を歌い上げ、本編を締め括った。

「24karats」シリーズメドレーで熱くスタートしたアンコールでは、第一章の楽曲を連れたスペシャルメンバーが、再びステージに。EXILEの結成時を思わせるシルエットの6人(MATSU・ÜSA・MAKIDAI・ATSUSHI・TAKAHIRO・AKIRA)は、デビュー曲「Your Eyes Only」と「We Will ~あの場所で~」をパフォーマンス。「Song for you」からは他のパフォーマーも加わり、ATSUSHIとTAKAHIROが歌に込めた想いを、その身体を通して会場全体に広げていく。AKIRAも「楽曲と共にさまざまな思い出や記憶が蘇りましたし、僕たちと同様に、お客様一人ひとりも過去の楽曲たちと共にたくさんのメモリーがあるんだなと感じて、感慨深かったです」と語っていたが、それぞれの楽曲の奥に一人ひとりの思い出のワンシーンが浮かんでいたことだろう。



そして最後に、ATSUSHIの口から重大なメッセージが告げられた。「本日、限定復活を前言撤回させていただき、EXILE完全復活とさせていただきます!」という完全復活宣言である。場内に充満する拍手を代表して、もともとEXILEファンだったというTAKAHIROも「おかえりなさーい!」と笑顔でお出迎え。14人での再スタートを決めたEXILEは、岩田剛典の“年末特番風”曲紹介で気合いを入れると、17人でラストナンバー「Choo Choo TRAIN」を披露した。“強めのポップ”がカッコよく決まった先頭・MATSUから、最後列でなんとか顔を覗かせようと必死な最年少・佐藤大樹に受け継がれていく、パワフルなロールダンスは圧巻。その姿はまさに、EXILEが作り上げた20年の歴史そのものであった。

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<リリース情報>

EXILE
『POWER OF WISH』
リリース日:2022年12月7日(水)
配信リンク:https://exile.lnk.to/20221207_POW

Rolling Stone Japan編集部

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